ワーホリから帰国して、就職できるのか不安ではないでしょうか。私もワーホリ中に帰国後の不安を抱えていました。スキルもありませんし、年齢は第二新卒の枠を超えてアラサーになっていました。
ただ、フランスワーホリ中でも、自分のスキルアップをして、日本に帰国後も2週間ほどでフランス語活かせる仕事に就くことができました。
この記事では、ワーホリ後の就職についての不安を解消し、フランス語のスキルを活かしたキャリアパスを見ていきます。
フランス語を活かせる仕事の種類、ワーホリ中の過ごし方、そして帰国後の就職活動のコツまで、実体験を交えてくわしく解説します。
伝えたいこと
○ ワーホリ後でも就職はできる
○ フランス語の資格は取っておくといい
○ フランス語がスキルになる!
卒業旅行で訪れたフランスの思い出が忘れられず、会社員生活を経て、フランスにワーキングホリデーに行くことを決意。
1年間のフランスでのワーホリを経て、フランス語を活かせる仕事に就くことができました。
ワーホリ後のキャリアに不安を感じていませんか?
ワーホリ後の就職に対する不安
私自身、ワーホリが終わりに近づくにつれて、日本に帰ったらどうしようという気持ちが強くなっていきました。
ワーホリの後ではよく再就職は難しいといったようことも聞いていましたので、「もしかしたら、人生が終わってしまう」など不安になっていました。
私の前職は営業職で、ワーホリでの仕事も日本食レストランでのアルバイトでしたので、帰国後に仕事につけるのだろうかと不安でした。
スキルなしでも大丈夫:フランス語が武器になる
私自身、特別なスキルもありません。料理人や美容師、看護師など手に職がある人は、ワーホリから帰国後もすぐに就職ができているようでした。
しかし、ワーホリでフランス語を使っているうにち、これが私の強みになるのではないかと気づきました。
フランス語は国連の公用語で世界中で広く使われていて、ビジネスの場でも重要な言語の一つです。日本企業のアフリカ進出も進んでいますので、フランス語を話せることはビジネスでも重要なスキルだと思います。
フランス語話者は世界でも5番目に多く、少なくとも3億人が話すと言われています。
また、フランス語圏の文化や習慣に触れることで、グローバルな視点も身につきました。これらの経験は、帰国後のキャリアにおいて大きな武器になると思いました。
だからこそ、ワーホリ中でもフランス語の勉強だけは頑張ろうと思えました。帰国後にフランス語が使える仕事に就こうと思えるようになりました。
フランス語資格の重要性
フランス語資格の重要性
ワーホリは遊びだと思う企業の人事は多くいます。そのなかでワーホリを意味あるものにするには、フランス語の資格を取ることが就職活動するうえで重要になってきます。
ワーホリ中でもスキルアップのために、フランス語の資格を取ることは、単に遊んでいたと見なされませんし、また履歴書にも書けるため、書類選考に通過しやすくなります。
おすすめのフランス語資格(DELF、DALF、仏検など)
日本の人事にもわかる有名なフランス語の資格は仏検だと思います。フランスにいると受けることは難しいため、DELFか実力のある人ならDALFを受けましょう。
DELF B1やB2を持っていると基礎的なフランス語は話せるとみなされ、履歴書にも書いてもプラスになります。
資格取得のための効果的な勉強法
DELFの試験は、聴く、話す、読む、書くの4種類で点数を取る必要があります。
自分でも本を購入して対策ができますが、せっかくフランスにいるのならネイティブの先生から教えてもらうと効率的です。
自分のレベルを客観的に知るためにも、プロの先生にフランス語を添削してもらえると自分の間違いやすいフランス語がわかるので添削してもらいましょう。
フランスの語学学校は日本のフランス語教室よりも安かったりします。
以前に、パリで安い語学学校をまとめましたので、こちらの記事を参考にしてくださいね。
フランス語を活かした仕事の種類
せっかくフランスに1年滞在した経験があるのなら、帰国後には、フランス語を使った仕事を探してみましょう。
フランス語を活かして、就職活動ができますし、またフランス語を使って仕事をすることができます。
私自身、フランス語を使った仕事はあまりないだろうと思っていました。ただよく探すと見つけることができました。
そこでフランス語を活かせる仕事をいくつか紹介します。
翻訳・通訳
ある程度、フランス語ができる人なら、翻訳と通訳の仕事に就くことができます。正社員ではなく、業務委託として仕事をしている方が多いです。
ワーキングホリデーでの実体験を通して、単なる言葉の変換ではなく、フランスの文化や習慣の違いを考慮した自然な表現ができます。
インバウンド観光業
いまでは、フランスから多くのフランス人が日本に観光しに来ています。物価が安い、安全、アニメ、日本食や景色など、フランス人の観光先として、日本は人気となっています。
多くの旅行会社が、外国人訪日客むけのインバウンド事業を行っています。そこにフランス人も対応する部署があったり、フランス人専門の旅行会社がありますので、どんどん応募をしてみましょう。
訪日フランス人のアテンド・ガイド
日本に来るフランス人のアテンドの仕事では、空港やホテルでフランス語を使って待ち合わせをし、目的地まで一緒に移動します。
ワーキングホリデーで培ったフランス語スキルや現地での経験を活かせる場面も多く、スムーズなコミュニケーションが求められる仕事です。
もしフランス語が堪能で、異文化理解にも自信があるなら、ガイドとしての仕事もおすすめです。帰国後は、その経験をさらに活かし、通訳案内士の資格取得を目指すと、キャリアの幅が広がるでしょう。
フランス語教師
フランス語を活かす仕事であれば、フランス語の先生として、働くことも可能です。ただし、その場合は、最低でも仏検準1級やDELF B2は、取得しておきたいです。オンラインでフリーで働くことができますし、企業に雇われて働くこともできます。
外国語教室の事務
外国語教室ではよく事務スタッフを募集しています。なかにはフランス語を教えている教室もありますので、求人を調べて見ましょう。
フランス人の先生とのやりとりでフランス語を使う機会があります。
ワーホリ・語学留学のサポート会社
フランスにワーホリや留学を希望する人やのサポートも、フランス語のスキルが重要となる分野です。
フランスでの生活経験をもとに、現地でのリアルな情報を提供し、ワーホリや留学の希望者に対して実践的なアドバイスを行うことができるでしょう。文化の違いを理解し、よりスムーズなサポートが可能です。
フランス語が使える大使館勤務
フランスだけでなく、フランス語が使えるフランス語圏の大使館。募集はつねにあるわけではありませんが、機会を逃さないために定期的に求人サイトを見ておきましょう。
フランス企業や日仏取引のある日本企業
フランス関連ですとワインの輸入輸出や食品を扱っている企業が多いですね。アフリカに進出している企業も増えているので、フランス語圏アフリカと貿易している企業など求人サイトでチェックしてみましょう。
ワーホリ中にできるキャリアアップ準備
語学学校でのスキルアップ
ワーホリ帰国後に、就職するには、キャリアアップをしていることが望ましいです。人事はワーホリや語学留学は、あまり評価しません。
ワーホリの1年間は、空白期間とみなされることもあります。「その期間に何を経験し、学んだのか」が就職する上で重要です。
フランスでの勤務経験
フランスの会社での勤務経験があると、ビジネスメールの書き方やマナーに精通しているため、フランス語を使用する仕事に応募する際に非常に有利です。
また、日本食レストランでのアルバイトであっても、お客さんや同僚のフランス人のコミュニケーションの仕方も理解しているため、フランス人のクライアントとのスムーズなやり取りができます。
帰国後の就職活動のコツ
フランス語スキルをアピールする履歴書の書き方
フランス語を使う仕事に就くうえで、一番いいのは、資格があることです。
DELF B2、仏検準1級などあると、フランス語を勉強してきたことを証明できます。
また志望動機の欄をうまく活用しましょう。フランスワーホリで経験したこと、これから活かしていきたいことを書いておくとフランス語を使う仕事だと書類選考に通過しやすくなります。
面接でワーホリ経験を活かす方法
フランス語活かす業務であれば、フランス語の面接があります。
聞かれる質問をあらかじめ、想定し、ある程度、回答を考えておきましょう。
日本語の面接でする質疑応答を、フランス語で行いますので、日本語でも答えられない質問には、フランス語でも回答できません。
まずは日本語で答えを想定し、その答えに沿ったフランス語を用意しておきましょう。
面接で聞かれる質問例
自己紹介
どうしてこの業界か?
どうしてこの会社か?
どうしてこの職種か?
・・・など
フランス語を使った仕事をしたい理由
「フランス語を使って仕事をしたい」という回答だけではなく、どうしてそうしたいのか、具体的な経験や感じたことをもとに伝えることが大切だと思います。
例えば、ワーキングホリデーの経験を通じて学んだことや実感したことを交えて話すと、説得力が増します。
面接例:インバウンド旅行代理店での仕事
私はフランスで実際に生活をする中で、フランス人と日本人の時間に対する感覚の違いを強く感じました。フランスでは、時間に対するゆとりや、物事に対する柔軟さが重視されている一方、日本では時間厳守が基本です。
この違いを知ることで、フランス人のお客様が快適に感じる旅程の作成に役立てることができると考えています。こうした異文化理解を生かし、フランス語を活用してインバウンド旅行代理店で働くことに大きな意義を感じています。
人脈・ネットワーキングの重要性
フランス語を使える仕事を見つけるには、文脈づくりも重要です。以下の方法を試してみましょう:
- LinkedIn等のSNSを活用し、フランス関連の企業や人材とつながる
- 日仏交流イベントや文化交流会に参加する
人脈を広げることで、公募されていない隠れた求人情報を得られる可能性が高まります。
東京なら様々なイベントがありますので、ぜひ行ってみましょう。
Meet up フランス人との交流ができる
Bonjour Tokyo
フランス語を活かせる求人の探し方
フランス語を使える仕事は思ったよりもあります。
次のリンクを参考にして探してみてください。
きっとあなたに合うフランス語が使える仕事がみつかります。
求人サイトの種類 | サイト名 | URL |
---|---|---|
一般的な求人サイト | Indeed | https://jp.indeed.com/ |
求人ボックス | https://求人ボックス.com/ | |
外資系に強い求人サイト | CareerCross | https://www.careercross.com/ |
日仏関連 | 日仏文化協会 | https://www.ccfj.com/quoi/annonce.html |
在日フランス大使館 | https://jp.ambafrance.org/-rubrique1351- | |
在日フランス商工会議所 | https://www.ccifj.or.jp/ja/emploi-et-formation/espace-candidats/consultation-des-offres-demploi.html | |
翻訳特化サイト | 翻訳者ディレクトリ | https://www.translator.jp/job/key_list_job.cgi?key=1 |
この表は、フランス語を活かせる求人を探すのに役立つサイトをまとめたものです。
一般的な求人サイトから、外資系、日仏関連、翻訳特化サイトまで、様々な種類の求人サイトが含まれています。これらのサイトを活用することで、より効率的に自分に合った求人を見つけることができるでしょう。
私の体験談
フランス語を活かせる仕事に就職
私の場合、CareerCrossでフランス語を活かせる旅行代理店の求人を見つけました。主な業務は、フランス人観光客向けの旅程作成やアテンドなどです。
応募後、書類選考を無事に通過し、すぐに面接の日程が決まりました。面接に備えて、想定される質問に対する日本語とフランス語での回答を準備して臨みました。
実際の面接は、日本人とフランス人の担当者が交互に進め、当日その場で内定をいただくことができました。
会社員として働いていた経験が活きる
ワーキングホリデーに行く前、私は会社員として働いていたため、基本的なビジネスマナーは身についていました。
メールの書き方や交渉の仕方など、前職で学んだことを業務に活かすことができました。これらのスキルは、新しい環境でも大いに役立ちました。
やっておけばよかったこと
専門的なスキルがなかったため、フランス語を使える仕事を日本で探すのは思ったよりも難しいと感じました。もし英語ができていれば、もう少し幅広く選択肢を持って仕事を探せたかもしれません。
もちろん、専門的なスキルがあれば、より多くのチャンスが得られることは言うまでもありません。
ワーホリはキャリアの第一歩
フランスでのワーホリ経験は、あなたのキャリアにとって貴重な資産となります。以下の点を忘れずに、帰国後の就職活動に臨みましょう:
- フランス語スキルを最大限に活用できる職種を探す
- フランス語の資格を取り、ワーホリ中で学んだことを具体的にアピールする
- フランス語を活かせる仕事を様々なサイトで根気強く探す
ワーホリは単なる海外滞在ではなく、キャリアの第一歩です。この経験を糧に、自信を持って新たな挑戦に踏み出してください。ワーホリ経験を活かして、新たなキャリアへの第一歩を踏み出しましょう!