ワーホリや留学、就職活動で必要となる履歴書。フランスでは、履歴書はどのように書けばいいのかわからないかもしれません。
フランスでは、日本と少し履歴書の書き方が異なります。でもフォーマット通り書けば、簡単に履歴書を書くことができます。
フランスでの履歴書の書き方をみていきましょう。
伝えたいこと
○ フォーマット通りに作れば簡単
○ 基本フォーマットを使い回す
○ パーソナルな強みを書く
1. フランスの履歴書(CV)の基本
1.1 日本の履歴書との違い
日本の履歴書とフランスの履歴書は違います。
日本の履歴書はコンビニでも買える誰でも見たことがあるような履歴書が一般的です。
フランスの履歴書は、型が決まっていません。そのため、自分で作る必要があります。
この記事では履歴書のフォーマットをダウンロードできますので、ぜひ活用してみてください。
1.2 フランス式CVの特徴
フランスの履歴書はCV(セーヴェ―)と呼ばれます。
これは、curriculum vitaeの略称で、みんなCVと呼んでいます。
書く内容は、日本の履歴書と変わりません。
1.3 CVの重要性と役割
CVはフォーマットが自由ですので、デザインが良いほど「クリエイティブ」とみなされ、評価が高くなる傾向があります。
ただし、私が勤務している会社でもそうですが、一番重要なのは、求めている人材の需要とマッチしているかどうかです。
営業職の募集なら、デザインの凝ったCVよりも経験のあるCVが優先されます。
2. フランス式CVの構成要素と書き方
2.1 個人情報の記載方法
名前、住所を書きます。
必須ではありませんが、私は、年齢、国籍を書きました。
日本の国籍を書くことは、日本関連の仕事に就く時には、有効かもしれません。
2.2 学歴・職歴の効果的な書き方
まずは学歴を書き、その後に、職歴を書きます。順番は逆でもいいです。
2.3 言語スキルと資格の強調ポイント
言語力のスキルは書いておきましょう。
英語、フランス語はできることがわかれば、人事も書類を通過しやすくなります。
TOEICやDALFは書いていて損はないです。
DELFであれば、B2を持っているとプラスになります。
3. フランス式CV テンプレートのダウンロード
3.1 無料テンプレートの紹介
無料テンプレートを紹介します。日刊紙ル・パリジャンが紹介しているもので簡易的な形式です。
3.2 テンプレートの使い方
こちらのサイトで、CVのフォーマットを使うことができます。
3.3 カスタマイズのポイント
クラシックのモードだけでなく、少しデザインに凝ったテンプレートもあります。
Canvaのサイトですと多くのフォーマットがあります。
4. フランス式CV作成のコツと注意点
4.1 文化の違いを考慮したアプローチ
私の場合ですが、日本関連の仕事が良かったので、日本人であることを国籍を書くことでアピールしました。
また日本人は幸いなことに、「勤勉」「真面目」「礼儀正しい」「時間を守る」などプラスな印象を持っているフランス人が多いです。そのため、性格を部分に上記のようなことを書くといいでしょう。
Qualité という項目に、Rigueur, Politesse, Ponctuel などを書くとプラスに働きます。
4.2 日本での経験をフランス式に翻訳する方法
日本での経験を一度日本語で書き出してみるといいでしょう。
販売員や営業なら、これまでにどのような実績を出せたか数字を入れて書くと効果的です。
数字があれば、フランス語にしても伝わりやすいです。
4.3 フランス企業が求める人材像の理解
フランスの企業も日本の企業と同じように、まずこれまでの経験とスキルを見ています。現在では、私は他の同僚と応募してくるインターンシップ生の履歴書を見ていますが、一番気にする点は業界での経験、同職種の経験かどうかです。