今日のアウトプット
パリで学生ビザを更新する際に準備や必要だったことを記事にします。今回は、学生ビザ1年分から学生ビザの2年分への切り替えについて書きます。
更新するので追加で1年分かと思っていたら、2年分の滞在許可証をもらえました。大学院1年から別の大学院に1年から入り直すことを決めましたので、その時の流れについて思い出しながら書きます。
※記事は2020年における学生ビザから就活ビザへの変更について書いています。
伝えたいこと
○ 早めに準備をする
○ 想定外のことでも落ち着いて対応する
○ 正常に社会が機能することがまれ
フランス学生ビザの更新とは?
フランスで長期で学生をするためには、学生ビザが必要です。正式には、長期学生ビザ (VLS-TS ou VLS-T étudiant) と呼ばれ、4ヶ月から1年のフランス滞在が可能となります。
VLS-TS (visa long séjour valant titre de séjour︰長期滞在ビザ)は更新が可能です。
今回は、大学院1年目の滞在許可証の有効期限が切れるため、その更新手続きをします。
筆者ashitaのプロフィール
フランスの大学院(修士課程)で社会科学を専攻
2019年9月にパリの大学院で修士1年として留学を開始
2020年9月に別の大学院へ1年時から入学し直す
学生ビザを更新する
2020年8月上旬
学生ビザの有効期限は2020年9月上旬まででした。気づいたらビザの有効期限が切れる1ヶ月前でした。かなり遅い時期での更新手続きを開始しました。
パリ警視庁のサイトからビザ更新のための予約を取ろうとするも残り1ヶ月の有効期間までの枠がすでに埋まってしまっていました。そこでパリ警視庁のサイトからメールで予約を取りたい旨を連絡しました。
1週間ほど待っても連絡が来なかったので、もう一度予約を取りたい旨を連絡しました。当日中には、返信が返ってきました。
内容として
◯ 予約の枠が空くまで、定期的に予約ページを閲覧すること
◯ 学生ビザの更新手続きが2020年9月15日から変更すること
が新しい手続きが説明されてあるリンクとともに送られてきました。
メールを受け取ったその日のうちに、共有されたリンクをクリックしました。ただそのリンク先はパリ警視庁のもので、その場でビザ更新の手続きを始めることができるわけではありませんでした。
新しい大学院の事務に連絡し、どのようにビザ更新の手続きをすればいいのか連絡しました。
今年から2020年から学生ビザの更新手続きはデジタル化するそうで、やはり9月15日まで待つ必要があるそうでした。
9月15日以降
その間にもパリ警視庁へ連絡をしましたが連絡は返ってこず、9月15日以降にÉtrangers en Franceのリンクが送られてきました。Étrangers en Franceのサイトはこの時から使われるようになりました。
その日のうちに外国人向けサイトで書類の提出をし、 CONFIRMATION DU DÉPÔT(提出確認)という書類をダウンロードすることができました。
それからやく3週間後、10月に入りATTESTATION DE DÉCISION FAVORABLE(好意的な決定の証明書)がサイト上でダウンロードできるようになっていました。一時的な滞在許可証の効力をもつレセピセと同様に、以前の滞在許可証と共に保持をしていれば滞在許可証としての効力を持つという内容が記載されていました。
11月上旬
SMSより滞在許可証の準備ができたことが知らされました。ただし当時のコロナ禍で行政が回っていないところにさらにビザ更新のデジタル化で待たされた人たちが多く予約に殺到していたからなのか中々予約の枠を取ることができませんでした。
2021年8月上旬
結局2020年の間には滞在許可証を受け取る予約を取ることができず、8月上旬になりようやくプラスチックの滞在許可証カードを取るための予約を入れることができました。2023年1月まで有効で2年以上の有効期間となっていました。おそらく修士課程の2年間が加味されているようです。
記事を書いてみて思ったこと
コロナ禍やビザの書類提出がデジタル化したことが重なり、大分遅い段階でオンライン上で書類の提出をすることになりました。私としてももっとより早い段階でビザの更新手続きをしていたら、すぐに滞在許可証カードをもらう予約を取れていたかもしれません。
結局、1年ほどは、好意的な決定の証明書のpdfを所有しながら生活していました。突然の、申請書のオンラインでの申し込みが始まるなど、ビザ申請時には、なにか予期しない出来事が起こります。3ヶ月前には落ち着いてビザ申請ができるように心がけていたいですね。