フランスでワーホリを考えている方、語学力に不安はありませんか?パリの語学学校選びに迷っていませんか?
私も以前、同じ悩みを抱えていました。しかし、ワーホリ中に適切な語学学校を選んだことで、フランス語力がかなり伸びて、ワーホリ中はDELF B2まで取得できました。
この記事では、私の経験をもとに、パリの語学学校を徹底比較します。
私立学校、大学付属学校、そして驚くほど安価なパリ市民講座まで、あなたの目的と予算に合った最適な選択肢が見つかるはずです。
ワーホリだけでなく、パリで語学留学を考えている方もぜひ参考にしてくださいね!
伝えたいこと
○ ワーホリ中でも語学学校に行くことがおすすめ
○ パリには語学学校が多い
○ パリの市民講座が圧倒的に安い!
フランスでワーホリ中にDELF B2を取得。
ワーホリ後、日本に帰国。
大学院に留学するために、再びフランスへ。
大学院を卒業し、DALF C1まで取得。
ワーホリでは語学学校に行った方がいいの?
ワーホリをする目的によって変わります。フランス語の向上よりも経験(仕事や旅行)を重視する場合は、語学学校に行かなくてもいいと思います。
ワーホリでせっかくだからフランス語を伸ばしたいという人は語学学校に行くことをおすすめします。
ワーホリだと働く方がほとんどだと思います。日本食のレストランであれ、フランスの企業であれ、フランス人のお客さんやフランス人の同僚とフランス語を使ってコミュニケーションを取ることになりますよね。
ただ、正しい文法や発音で話せているか、正しく書くことができているかを自分では判断するのは難しいです。
正しいフランス語を学ぶことができます。
文法や文章の正しい書き方、発音など、様々な分野で学ぶことができます。
語学学校でネイティブの先生から間違いを直してもらうことで正しいフランス語がわかり、自分のフランス語も上達していきます。
現地の語学学校は安い
私自身、日本でもフランス語教室で授業を取っていました。ただ授業料はかなり高かったです。
現地の語学学校なら日本の語学学校よりも安いので、そこはかなり魅力的でした。
試験対策ができる
DELFやDALFの対策も可能です。私はワーホリ中にDELF B2を取得しましたが、語学学校での試験対策が非常に役立ちました。
語学学校で友達ができる
学校でフランス語を学びに来ている外国人の友達ができます。ヨーロッパやラテンアメリカ、アジアの友達ができ、様々な考えに触れることができます。
せっかくのワーホリビザの特典(週35時間)を使わずに語学学校へ行くこと。
ワーホリでフルタイムで働けるのに、その時間を語学学校に行ってしまうことです。
語学留学の方は、日本のフランス語教室よりも安い所がほとんどなので、デメリットを気にせずに行ってみましょう。
パリでおすすめの語学学校
パリには多くの語学学校があります。どの語学学校を選べばいいか、私も最初は悩みました。
そこで、私立の語学学校、大学付属の語学学校、パリの市民講座にわけて、おすすめの語学学校を紹介します。
私立の語学学校
Alliance Française de Paris
フランス語を学べる語学学校で最大手、135カ国に学校がある。
授業の質も高いが学費も高い
学費︰4週間 1400ユーロ(週18時間)
住所︰101 Boulevard Raspail, 75006 Paris
ISMAC
学費が安い・日本人スタッフ
学費︰4週間 450ユーロ(週20時間)
住所︰11 Rue Guyton de Morveau, 75013 Paris
CEBP
学費が安め・日本人スタッフ
学費︰4週間 824ユーロ(週20時間)
住所︰7 Rue des Cordelières, 75013 PARIS
私立学校のメリット
いつでも授業を取り始めることができる
時間帯がフレキシブル
日中は仕事をして、夜から語学学校もあり
週に20時間、9時間を選択することも可能
デメリット
学費が大学の語学授業と比べて高い
ひとこと
私立の語学学校だと、先生の質にばらつきがあると言われますが、そのような印象はそこまで感じませんでした。
自分と合う先生とそうでない先生はいましたが、合う先生のクラスに変えてもらえたりとどの学校でも柔軟な対応をしてくれました。
また日本人スタッフがいる学校だと、日本人が多いと懸念される方もいますね。友人になって日本語で、フランス語やフランス生活でわからない部分を聞けるのはやはり安心感がありました。
授業はフランス語ですし、ずっと日本語を話すわけではありませんので、そこまで気にすることではないように思います。
国立大学付属の語学学校
Université Sorbonne Nouvelle(ソルボンヌ・ヌーベル・パリ第3大学)
Diplôme Universitaire de Langue Française (DULF)プログラム
学費︰年間2286€と登録費 (103€)(週16時間)
期間︰2学期制(1学期︰12から13週間)・(例)2024年9月23日開始 – 5月23日まで
提出書類︰出生届(フランス語訳)、大卒証明書(フランス語訳)など
提出期限︰フランス外、在住5月上旬まで、フランス在住5月末まで(2024年の場合)
住所︰8 avenue de Saint-Mandé、75012 Paris
Université Paris Nanterre(パリ・ナンテール大学)
Français pour étudiants étrangers プログラム
学費︰半期ごと・625ユーロ
期間︰半期ごと(1学期・2024年9月16日から12月21日まで/2学期・2025年1月20日から4月26日まで)
提出書類︰身分証のコピ、履歴書、志望動機、学位証のコピー(フランス語)、フランス語のテストの証明書など
提出期限︰5月中旬まで(2024年の場合)
住所︰200 avenue de la République, 92001 Nanterre Cedex
※パリ北西郊外に位置しますが、RER A線でパリ中心部から一本でいけます。
Université Paris-Est Créteil(パリ・エスト・クレテイユ大学)
Cours de Français Langue Etrangère (FLE) プログラム
学費︰半期1100€と登録費 (100€)(週20時間)
期間︰半期ごと(例)2024年9月02日開始 – 12月06日まで
登録期限︰8月中旬まで(2024年の場合)
住所︰61 avenue du Général de Gaulle, 94010 Créteil Cedex
※パリ東南郊外に位置しますが、メトロの8番線でパリ中心部から一本でいけます。
パリ近郊の大学一覧
パリやパリ郊外イル・ド・フランスの大学は他にもありますので、探してみると自分の住んでいる所から近い大学のフランス語の講座も見つかるかもしれません。
国立大学院付属の語学学校のメリット
価格が安く、授業の質も高い
デメリット
入学時期が決まっている
大学の授業がない期間は授業がない(ただしサマースクールがある所がある)
その他
有名なソルボンヌ大学は省きました。学費が高いためです。
Cours de civilisation française de la Sorbonne(ソルボンヌ・フランス文明講座)
学費︰カスタマイズが可能 (例)4週間 1600ユーロ(週20時間)
住所︰16-22, rue de Martignac 75007 Paris, France
ひとこと
大学院生の時に、大学付属のフランス語の授業を取りました。大学の先生ということもあり、毎回の授業の質が高かったです。
C1の授業を取っていましたが、文法をきちんと教えてくださり、抜けていた文法の基礎を埋めることができました。
また大学付属の授業では、フランス語のプレゼンの仕方、資料の作り方を教わることができ、実践的な勉強もできました。
パリの市民講座
パリの市民講座が安くておすすめ
ワーホリでパリに滞在している人には、パリ市が開いている市民講座がおすすめです。外国人用のフランス語講座がレベル別に開かれてあり、値段もかなり安くなっています。
ただし、この講座で学生ビザを取ることはできません。
◯ パリ市民講座の案内ページ
◯ パリ市民講座の一覧パンフレット
◯ 申し込みページ
登録期間は年に4回あります。
登録期間 | 授業開始 |
---|---|
2024年8月19日から9月9日まで | 2024年10月7日 |
2024年11月15日から11月28日まで | 2025年1月・2月 |
2025年1月7日から1月29日まで | 2025年3月3日 |
2025年3月4日から3月27日まで | 2025年5月・6月 |
学費はかなり安いです。
合計60時間で160ユーロなので破格の値段ですね。
※ソルボンヌのフランス語講座は合計80時間で1600ユーロ
A1からC1までレベル別で選ぶことができます。
申し込み手順
1. カタログから取りたい講座を見つけます(https://scap.paris.fr/ )
2. Mon Parisアカウントを作成します(https://moncompte.paris.fr/moncompte/jsp/site/Portal.jsp?page_id=1 )
3. プロフィールの « Cours d’Adultes de Paris » を埋めます
4. « mes candidatures et paiement »で確認と支払い
5. 3つの講座まで同時に応募ができます
6. 確認メールが届きます ※登録期間までキャンセルが可能です
7. 講座の日程メールを受けって完了です
パリの市民講座のメリット
価格が安い
クラスの選択肢が多い
デメリット
授業の期間が限定的
長期学生ビザは取れない
ひとこと
私自身、ワーホリ時代に、パリの市民講座を取っていました。授業内容はフランス文学の読解と作文でした。講師の方もわかりやすく授業を教えてくれました。
授業を取っている方は、ワーホリや語学留学の方よりも、すでにフランスで生活を何年かしている方が多かった印象です。
パリでワーホリや留学をする方に向けて、おすすめの語学学校をまとめました。国立大学の語学学校がやはり安くておすすめですね。
またビザを必要しない方、すでにパリに在住している方であれば、安くて質もいいパリ市民講座もおすすめです。